メッシュチェアの座り心地は価格で変わる?4万〜12万を座った人の声で
4万〜12万円のメッシュチェア11脚くらべ
- 価格で変わるのは背もたれの追従。リクライニングの強度をノブで合わせる機構は、Mr.Chairsが11脚を予算順に並べた回で8万円台のグロウスピカ エリートが最初だった
- 価格で変わらないのは座面の前ふちの当たり。3.5万円の椅子でも12万円の椅子でも、前かがみの作業とあぐらは「フレームが当たる」と同じ言い方で指摘されている
- メッシュの肌ざわりは価格順ではない。6万円前後の2脚でも、パリッとしたゴム系とファブリック寄りの温かみのある系に分かれた
この記事で比べた商品
EastForce エイリアンチェア プロ
4万円手前。3つの立場すべてで声が取れた1脚
価格は販売ページで確認
- 360.lifeの25人モニターで12製品中1位。座り心地3.42・背もたれ5.00・座面4.00(2026年4月6日更新)
- 楽天市場の商品ページに208件・平均4.58(2026年9月7日確認)。今回の6脚でいちばん多い
- 360.lifeのモニターからは「ざらつきのあるメッシュ素材は少し安っぽい」という指摘が出ている
EastForce ランバート4.0(LUMBIRT 4.0)
同じ4万円台で、座面をクッションに替えられる
価格は販売ページで確認
- マイベストの10人実測(17商品・2026年8月)で総合4.49。姿勢4.50・調節5.00で、13万1566円のオカムラ シルフィー(4.20)を上回った
- 楽天163件・平均4.52、Yahoo!ショッピング70件・平均4.49(2026年9月7日確認)。「座面が丁度良い硬さ」の声がある
- Mr.Chairsは、身長165cm未満だと座面をいちばん浅くしても膝裏に圧迫感が出るかもしれない、と話している
EastForce モンスターランバート2.0
6万円台。フレームがアルミに変わる境目
価格は販売ページで確認
- Mr.Chairsは、6万円を切ってアルミフレームを使っている点をこの価格帯の特徴として挙げている
- 3ゾーンのランバーサポートが両側から支えるので、細身の人でも合わせやすいという評価
- Yahoo!ショッピング23件・平均4.22の中に「座面はメーカーページ説明にある通り固めで何時間か座るとお尻が痛くなります」という声がある
Rasical グロウスピカ エリート
8万円台。リクライニングの強度調整が出てくる位置
価格は販売ページで確認
- Mr.Chairsは「これまでの価格帯ではできなかったリクライニングの強度調整」が座面下のノブで付く椅子として、11脚の中でここから挙げている
- 1つのノブに座面スライド・リクライニング・昇降がまとまっていて、右手で調整できる
- 楽天市場の販売ページを開いた範囲では購入者レビューが見当たらず、買った人の声を集められなかった
SIHOO DORO C500
11万〜12万円。倒しても足の裏が浮かない
価格は販売ページで確認
- Mr.Chairsは、倒しても足の裏の位置が変わらない点を、この椅子のいちばんの特徴として挙げている
- 倒すとランバーサポートがスライドし、腰の位置があまり変わらないまま角度を変えられる
- Mr.Chairsは、座面の前ふちにフレームが来ていて前に体を倒すと膝に突っ張るので、手元の作業には向かないと話している
エルゴヒューマン PRO2
12万円超。ランバーのたわみ量をノブで合わせられる
¥123,580 楽天・2026年9月7日確認
- 360.lifeの高級部門1位。座り心地4.50・背もたれ5.00・座面5.00で、掲載12製品の中の最高点
- 楽天のオットマン付きモデルのページに163件・平均4.80(2026年9月7日確認)
- Mr.Chairsは、ヘッドレストが平らで、体を後ろに預けないと頭が届かないと話している
「メッシュチェアが欲しい」と決めたあと、次に出てくるのが予算の話です。4万円のものと12万円のものは、座った感じがそんなに違うのか。
この記事は、その差を「実際に座った人が何と言ったか」だけで並べたものです。オフィスチェアのレビューを続けているMr.Chairsの動画5本、モニターを集めた実測記事2本(マイベストの10人・360.lifeの25人)、そして楽天市場とYahoo!ショッピングの購入者レビュー657件を読み比べました。
結論から書きます。価格とともにはっきり変わったのは「背もたれの追従」でした。体重に合わせてリクライニングの強さをノブで合わせる機構は、Mr.Chairsが11脚を予算順に並べた2026年6月の回で、8万円台のグロウスピカ エリートが最初に出てきます。倒しても腰や足の位置が動かない構造は、そこからさらに上の10万円台に固まっていました。
一方で、メッシュの肌ざわりと、座面の前ふちが膝に当たる問題は、価格順ではありませんでした。
しゃん「4万円で足りるかどうかではなく、4万円で何が付いていないかを先に知るほうが早い、というのが読み終えての感想です」
3行でまとめ
- 価格で変わるのは背もたれの追従。リクライニングの強度調整は8万円台から、倒しても腰と足の位置が動かない構造は10万円台から出てくる
- 価格で変わらないのは座面の前ふちの当たり。3.5万円でも12万円でも18万円でも、前かがみの作業とあぐらは「フレームが当たる」と同じ指摘を受けている
- メッシュの肌ざわりは価格順ではない。6万円前後で並ぶ2脚が、パリッとしたゴム系とファブリック寄りに分かれていた
価格帯ごとに、座った人が何を挙げたか
Mr.Chairsが2026年6月12日の動画で置いた予算の枠に沿って、3つの立場の声を並べます。
| 予算の枠(動画の区切り) | 動画レビュー(Mr.Chairs) | モニター実測 | 購入者レビュー |
|---|---|---|---|
| 3.5万〜4万円(エイリアンチェア プロ/エルゴシエスタ) | リクライニングの強度調節は付かず、角度を決めて同じ姿勢で使う椅子 | 360.lifeの25人で12製品中1位。座り心地3.42・背もたれ5.00・座面4.00 | 楽天208件・平均4.58 |
| 4万円台(ランバート4.0) | 座面をクッションに替えられる。3ゾーンのランバーサポートで両側から支える | マイベストの10人実測で総合4.49・調節5.00 | 楽天163件・平均4.52/Yahoo!70件・平均4.49 |
| 6万〜7万円(モンスターランバート2.0/COFO Chair Pro 2) | 6万円を切ってアルミフレーム。ただしリクライニングの強度調節はまだ無い | マイベストのHbada E3 Pro(66,980円)が総合4.27 | Yahoo!23件・平均4.22/COFOは価格.comのレビュー0件 |
| 約8万円(グロウスピカ エリート/レヴォリア) | 「これまでの価格帯ではできなかった」リクライニングの強度調整が付く | この2脚は2誌の実測対象に入っていない | 楽天の販売ページでレビューが見当たらなかった |
| 10万円未満(TOKIO PRO/COFO Chair Premium 2) | 倒すと背もたれがスライドし、腰の位置が下に落ちない | この2脚は2誌の実測対象に入っていない | 今回は読めていない |
| 11万〜14万円(SIHOO DORO C500/エルゴヒューマン PRO2) | 倒しても足の裏の位置が変わらない。ランバーのたわみをノブで調整できる | 360.lifeの高級部門1位(PRO2)で座り心地4.50・背もたれ5.00・座面5.00 | 楽天30件・平均4.53/楽天163件・平均4.80 |
数字の出どころは記事の下の「誰がそう言ったか」に置いています。360.lifeは10万円以下の高コスパ部門9製品と10万円以上の高級部門2製品を分けて採点しているので、部門をまたいだ点数の引き算はしていません。
一致した点は3つ
1. 座面の前ふちは、どの価格帯でも膝に当たる
Mr.Chairsは4万円台のランバート4.0とエイリアンチェアについて、メッシュの形を保つために座面の手前に固めのクッションが入っていて、前かがみになると膝裏に圧迫感が出る、と話しています(2025年7月4日・4分34秒)。
同じ指摘が、11万〜12万円のSIHOO DORO C500にも出ます。座面の手前にフレームが来ているので、体を前に倒すとその硬さが膝に突っ張ってくる。手元の作業には向いていない、という言い方でした(2026年6月12日・18分52秒)。
さらに上の18万4980円のスチールケース カーマンでも、座面の手前にフレームが伸びているので前に倒すと当たりが気になる、と同じ回で話しています(23分57秒)。
つまり前かがみの手元作業は、メッシュチェアの価格を上げても解決していません。解決していたのは価格ではなく、座面の作りのほうでした。座面をクッションに替えられるランバート4.0と、座面のメッシュに固いクッションを入れていない8万円台のグロウスピカ エリートが、その例として挙がっています。
2. あぐら・ラフな座り方は、全部の価格帯で「フレームが当たる」
Mr.Chairsは11脚のうち、3.5万円のエイリアンチェア プロから26万6000円前後のアーロンチェア リマスタードまで、ほぼ全部の椅子で同じ言い方をしています。「メッシュの横のフレームが足に当たる」「座面クッションの椅子にはさすがに勝てない」(2分32秒、14分14秒)。
椅子の上であぐらをかきたい人にとっては、予算を12万円に上げても状況が変わらないということになります。
3. 「メッシュだから蒸れない」は、どの価格帯でも共通
これは逆方向で一致した点です。マイベストはメッシュ素材を通気性の面で勧め、高機能メッシュは反発力が高くへたりにくいと書いています。Mr.Chairsも、あぐらを取らないならメッシュ座面のほうが蒸れやすさが段違いだと話しています(5分4秒)。通気の話で価格差を挙げた声は、今回読んだ範囲では見つかりませんでした。
割れた点は2つ
1. メッシュの肌ざわりは、価格ではなくメーカーの選び方で割れる
Mr.Chairsは、6万円前後で並ぶHbada E3とモンスターランバートのメッシュを、はっきり別物として説明しています。Hbada E3は少しラバーっぽい、ゴムっぽい感触でパリッとしていて蒸れ感がまったく無い。モンスターランバートはファブリックに近い素材感で、温かみがあり網っぽい感触が残らない(2024年10月5日・8分45秒)。
3万円台のエイリアンチェアも、パリッとしたメッシュやひんやりするゴムっぽいメッシュではなく温かみのある素材、と説明されています(2025年3月14日・3分36秒)。つまり6万円台のモンスターランバートと3万円台のエイリアンチェアが同じ側で、同じ6万円台のHbada E3が反対側にいます。
一方で、360.lifeの25人モニターは1位のエイリアンチェア プロについて「ざらつきのあるメッシュ素材は少し安っぽい」と書き、同時に「反発が強く硬い」「姿勢をホールドしてくれる」とも書いています。同じ素材が、人によって安っぽさにも支えにもなっていました。
メッシュの張り方そのものを作り分けている、という話が出てくるのは、この記事の予算帯より上でした。スチールケース カーマンはメッシュの裏側にクッションを隠していて肌ざわりはメッシュのままお尻の安定感が出る、アーロンチェア リマスタードは部位ごとにメッシュの張力を変えてある、という説明です(24分30秒)。張りの作り分けが評価の言葉に出てくるのは18万円からで、4万〜12万円の中では出てきません。
2. 座面の硬さは、価格を上げると悪くなる声も出る
4万円台と6万円台で、購入者の言い方が逆になりました。4万円台のランバート4.0は、楽天の商品ページに「座面が丁度良い硬さで、長時間使用しても疲れにくい」という声が載っています(163件・平均4.52)。
6万円台のモンスターランバート2.0は、Yahoo!ショッピングの23件・平均4.22の中に「座面はメーカーページ説明にある通り固めで何時間か座るとお尻が痛くなります」という声がありました。メーカー自身も商品ページに「最初は硬いと感じられると思いますが、徐々に柔らかくなり、体に馴染んでいきます」と書いています。同じ6万円台では、マイベストの10人実測がHbada E3 Pro(66,980円)について、座面が硬めで長時間座るとお尻や坐骨への圧迫感が残る傾向、と書いていました。
6万円台は、座面の硬さへの不満が2つの出どころから出ています。座り心地の点数が価格順に上がるわけではないことは、実測の数字にも出ていました。360.lifeの高コスパ部門では、3万9999円のCOFO Chair Proの座り心地が3.70で、7万9688円のコクヨ Wizard4の3.28、6万5465円のオカムラ CG-Mの2.97より高く出ています。マイベストでも、4万9999円のランバート4.0の総合4.49が、13万1566円のオカムラ シルフィーの4.20を上回りました。
価格帯別、座った人の声が集まっている6脚
Mr.Chairsが2026年6月に予算順で並べた11脚のうち、動画・実測・購入者レビューのどれかで数字が取れた6脚を、安い順に置きます。
EastForce エイリアンチェア プロ|4万円手前。3つの立場すべてで声が取れた1脚
208件楽天レビュー・平均4.58
- 360.lifeの25人モニターで12製品中1位。座り心地3.42・背もたれ5.00・座面4.00(2026年4月6日更新)
- 楽天市場の商品ページに208件・平均4.58(2026年9月7日確認)。今回の6脚でいちばん多い
- Mr.Chairsは、倒すと肘掛けが背もたれと一緒に付いてくる点を、今出ている椅子には無い機能と評価している
- 360.lifeのモニターからは「ざらつきのあるメッシュ素材は少し安っぽい」という指摘が出ている
- Mr.Chairsは、5万・6万・7万円の椅子と比べるとぐらつきやヘッドレストの調整の硬さが気になる人はいる、と話している
- 楽天の仕様表で座面高46.5〜53.5cm。Mr.Chairsは身長165cm以上向き、前かがみの作業が入るなら172〜173cm以上と話している
EastForce ランバート4.0(LUMBIRT 4.0)|同じ4万円台で、座面をクッションに替えられる
4.49マイベスト10人実測の総合
- マイベストの10人実測(17商品・2026年8月)で総合4.49。姿勢4.50・調節5.00で、13万1566円のオカムラ シルフィー(4.20)を上回った
- 楽天163件・平均4.52、Yahoo!ショッピング70件・平均4.49(2026年9月7日確認)。「座面が丁度良い硬さ」の声がある
- 公式仕様で座面高はメッシュ座面46〜53cm、クッション座面44.5〜51.5cm。座面を替えると1.5cm低くなる
- Mr.Chairsは、身長165cm未満だと座面をいちばん浅くしても膝裏に圧迫感が出るかもしれない、と話している
- 倒しても肘掛けは付いてこない。同じ4万円前後のエイリアンチェア プロとの差として挙げられている
- 体重に合わせてリクライニングの強度をノブで変える機構は付いていない
EastForce モンスターランバート2.0|6万円台。フレームがアルミに変わる境目
4.22Yahoo!23件の平均
- Mr.Chairsは、6万円を切ってアルミフレームを使っている点をこの価格帯の特徴として挙げている
- 3ゾーンのランバーサポートが両側から支えるので、細身の人でも合わせやすいという評価
- 座面をメッシュとクッションから選べる。あぐらをかく人はクッション側を、という勧め方をしている
- Yahoo!ショッピング23件・平均4.22の中に「座面はメーカーページ説明にある通り固めで何時間か座るとお尻が痛くなります」という声がある
- メーカー自身が商品ページに「最初は硬いと感じられると思いますが、徐々に柔らかくなり」と書いている
- Mr.Chairsは、肘掛けがあと1cm上がってほしいと感じるかは体型しだい、と話している
Rasical グロウスピカ エリート|8万円台。リクライニングの強度調整が出てくる位置
8万円台強度調整が付いた最初の枠
- Mr.Chairsは「これまでの価格帯ではできなかったリクライニングの強度調整」が座面下のノブで付く椅子として、11脚の中でここから挙げている
- 1つのノブに座面スライド・リクライニング・昇降がまとまっていて、右手で調整できる
- 座面のメッシュに固いクッションが入っていないので、体を前に傾けたときの膝への圧迫感が少ないと評価している
- 楽天市場の販売ページを開いた範囲では購入者レビューが見当たらず、買った人の声を集められなかった
- Mr.Chairsは、足を投げ出してくつろぐ具合は同じ8万円台のレヴォリアや10万円台のCOFOに劣る、と話している
- あぐらは他のメッシュチェアと同じく、横のフレームが当たる
SIHOO DORO C500|11万〜12万円。倒しても足の裏が浮かない
30件楽天レビュー・平均4.53
- Mr.Chairsは、倒しても足の裏の位置が変わらない点を、この椅子のいちばんの特徴として挙げている
- 倒すとランバーサポートがスライドし、腰の位置があまり変わらないまま角度を変えられる
- 楽天30件・平均4.53(2026年9月7日確認)。「座面が柔らかすぎず適度な硬さ」という声がある
- Mr.Chairsは、座面の前ふちにフレームが来ていて前に体を倒すと膝に突っ張るので、手元の作業には向かないと話している
- 楽天のレビューは30件で、4万円台の2脚(163件・208件)に比べると母数が小さい
- あぐらの当たりは、4万円台の椅子と同じ言い方で指摘されている
エルゴヒューマン PRO2|12万円超。ランバーのたわみ量をノブで合わせられる
- 360.lifeの高級部門1位。座り心地4.50・背もたれ5.00・座面5.00で、掲載12製品の中の最高点
- 楽天のオットマン付きモデルのページに163件・平均4.80(2026年9月7日確認)
- Mr.Chairsは、ランバーサポートのたわみやすさを背面のノブで体型・体重に合わせられる点と、座面を前に傾けられる点を挙げている
- Mr.Chairsは、ヘッドレストが平らで、体を後ろに預けないと頭が届かないと話している
- 360.lifeの点数は10万円以上の高級部門でのもので、10万円以下の9製品とは別枠の採点
- オットマン付きモデルの楽天の表示価格は139,900円で、この記事の12万円の枠には収まらない(2026年9月7日確認)
Amazonで探す楽天市場で見る ¥123,580(2026年9月7日確認)
予算をいくら足すと、何が増えるのか
Mr.Chairsは2025年2月28日の回でも、同じ考え方を言葉にしています。見た目が同じメッシュでも予算によって期待できる機能や性能が大きく変わる、という前置きです(0分0秒)。同じ回で語られていた段は、こう並びます。
| 予算 | その帯で新しく出てくるもの |
|---|---|
| 3万円未満 | 座面スライドが付くかどうかが分かれ目。それ以外の機能はほとんど似通っている |
| 4万〜6万円 | 4万円未満の椅子には無い、かゆいところに手が届く機能が付く |
| 10万円未満 | フレームがアルミになり、倒したときに肘掛けが付いてくるモデルが増える |
| 20万〜30万円 | 倒しても足がまったく上がらず、腰の位置が固定されたままになる |
この並びは、2026年6月の11脚の回とほぼ重なっていました。8万円台のグロウスピカ エリートでリクライニングの強度調整が出て、10万円未満のTOKIO PROで倒しても腰の位置が落ちない構造が出て、11万〜12万円のSIHOO DORO C500で足の裏の位置まで動かなくなる。上がっていくのは「姿勢を変えたときに体がずれないこと」で、座った瞬間の当たりではありません。
なお、TOKIO PRO(TKP01)はMr.Chairsが藤沢工業と共同で開発した椅子だと、同じ動画の中で本人が話しています。そのぶんの割り引きは要ると考えて、商品ブロックには入れていません(藤沢工業の公式ページには座面高440〜510mmと書かれています)。
誰がそう言ったか
- Mr.Chairs(YouTube・オフィスチェアのレビュー)
- 予算別メッシュチェアおすすめ11選(2026年6月12日):3.5万円から26万円台まで11脚を予算順に並べた回。この記事の骨格はここから取っています。
- ランバート4.0 vs エイリアンチェア(2025年7月4日):4万円前後の2脚。座面手前の固いクッションと、身長165cm・172〜173cmの線引きが出てきます。
- エイリアンチェア プロ(2025年3月14日):3万円台の1脚。メッシュの質感と、5万・6万・7万円の椅子との差を話しています。
- Hbada E3 vs モンスターランバート(2024年10月5日):6万円前後の2脚。メッシュの感触の違いが、この回でいちばんはっきり語られています。
- メッシュチェア大集合・予算別10選(2025年2月28日):2万円台から30万円超までの段。
- マイベスト オフィスチェアのおすすめランキング(2026年8月検証):17商品を男女10人が座り、住友理工の体圧分布センサー「SRソフトビジョン全身版」で計測。監修3名。ランバート4.0が総合4.49、Hbada E3 Proが4.27、オカムラ シルフィーが4.20でした。
- 360.life ワークチェア比較(2026年4月6日更新):25人のモニターが12製品を評価し、WORKAHOLICのチーフコンシェルジュらが監修。高コスパ部門(10万円以下)9製品・高級部門(10万円以上)2製品・電動部門1製品に分かれています。
- 購入者レビュー(2026年9月7日確認):エイリアンチェア プロ・楽天208件、ランバート4.0・楽天163件、ランバート4.0・Yahoo!70件、モンスターランバート2.0・Yahoo!23件、SIHOO DORO C500・楽天30件、エルゴヒューマン PRO2 オットマン・楽天163件。
- メーカー公式:EastForce ランバート4.0(座面高・座面奥行・リクライニング134°)、EastForce モンスターランバート2.0(座面の硬さの説明)、藤沢工業 TOKIO PRO TKP01(座面高440〜510mm)。
調べ方と、当サイトの立場
当サイトは、この11脚のどれにも座っていません。座った人の声を読んで並べただけです。
読んだのは、Mr.Chairsの動画5本の日本語字幕、モニター実測の記事2本(マイベストの10人・360.lifeの25人で、あわせて35人ぶん)、楽天市場とYahoo!ショッピングの購入者レビュー657件を読み、件数と平均、よく出てくる言葉を数えました。動画の字幕は自動生成なので、商品名の変換ちがいは前後の文脈で直し、はっきり読み取れなかった数値は書いていません。
3つ、断っておくことがあります。
1つめ。Mr.Chairsは各メーカーから提供されたクーポンや割引リンクを動画の概要欄に置いていると、動画の中で話しています。TOKIO PROについては藤沢工業との共同開発だとも話しています。評価の言葉はそのまま引きましたが、この関係は差し引いて読んでください。
2つめ。360.lifeの点数は部門ごとの採点で、高コスパ部門(10万円以下)9製品と高級部門(10万円以上)2製品を同じ物差しの上で引き算はできません。この記事では部門をまたぐ比較は書いていません。
3つめ。集められなかった声があります。8万円台のグロウスピカ エリートとオフィスコム レヴォリアは、実測記事2本のどちらにも入っていませんでした。グロウスピカ エリートは楽天の販売ページを何ページか開きましたがレビューが見当たりません。オフィスコムのレヴォリアの楽天ページには2,412件という数字が出ていましたが、この商品だけの件数か店舗全体の件数かを判別できなかったため、657件には入れていません。COFO Chair Pro 2は価格.comのレビューが0件で、楽天の販売ページも今回は読めていません。Amazonのレビュー本文も取れませんでした。
よくある質問
Q. メッシュチェアは、値段を上げれば座り心地が良くなる?
「座り心地」を何で測るかで答えが変わります。実測の点数だけ見ると価格順ではありません。マイベストの10人実測では4万9999円のランバート4.0が総合4.49で、13万1566円のオカムラ シルフィー(4.20)を上回りました。360.lifeの高コスパ部門でも、3万9999円のCOFO Chair Proの座り心地3.70が、7万9688円のコクヨ Wizard4(3.28)や6万5465円のオカムラ CG-M(2.97)より高く出ています。一方、Mr.Chairsが11脚を予算順に並べた回では、姿勢を変えたときに体がずれない構造が価格順に増えていました。座った瞬間の当たりは価格順ではなく、姿勢を変えたときの追従は価格順、というのが今回の見立てです。
Q. 4万円台と8万円台では、具体的に何が増える?
いちばん大きいのは、体重に合わせてリクライニングの強度をノブで合わせられるかどうかです。Mr.Chairsは2026年6月の回で、3.5万〜4万円のエイリアンチェア プロとエルゴシエスタを、強度調節ができないので角度を決めて同じ姿勢で使う椅子だと話し、6万〜7万円のCOFO Chair Pro 2にも強度調節は付いていないと言い、8万円台のグロウスピカ エリートで「これまでの価格帯ではできなかったリクライニングの強度調整」が出てきます。もう1つは倒したときに肘掛けが付いてくるかどうかで、こちらは4万円前後のエイリアンチェア プロにも付いています。差の出方は、きれいな階段ではありません。
Q. メッシュの「張り」は、高い椅子ほど良い?
今回の4万〜12万円の範囲では、価格とは結び付きませんでした。Mr.Chairsは6万円前後のHbada E3をゴムっぽくパリッとした感触、同じ6万円台のモンスターランバートをファブリックに近い温かみのある素材感と説明していて、3万円台のエイリアンチェアも温かみのある側です。張り方そのものを作り分けている話が出るのは18万4980円のスチールケース カーマンと26万6000円前後のアーロンチェア リマスタードからで、この記事の予算帯の外でした。パリッとした感触が欲しいのか、網目の当たりが残らないほうがいいのかは、価格ではなく機種で選ぶことになります。
Q. 椅子の上であぐらをかいたり、足を投げ出してくつろぎたい。予算を上げれば解決する?
あぐらについては、解決していません。Mr.Chairsは11脚のうちほぼ全部について、メッシュの横のフレームが足に当たると話していて、26万円台のアーロンチェア リマスタードまで同じです。対策として出ていたのは価格ではなく座面のほうで、モンスターランバート2.0とランバート4.0は同じ値段のままメッシュ座面とクッション座面を選べます。足を投げ出すほうはフットレストの作りしだいで、8万円台のオフィスコム レヴォリアはフットレストが1枚の折りたたまれた板になっていて足を丸ごと投げ出せる、と説明されています。
Q. 身長160cm台前半だけれど、この価格帯のメッシュチェアは選べる?
今回の6脚については、そのままでは合わない可能性が高いです。Mr.Chairsは2025年7月4日の回で、ランバート4.0とエイリアンチェアの推奨を身長165cm以上、前かがみの作業が入るなら172〜173cm以上と話し、160cm未満なら足を置く台のような道具を足さないと難しいとも話しています。ランバート4.0の公式仕様でも、メッシュ座面の高さは46〜53cm、クッション座面で44.5〜51.5cmでした。動画の中で低めの選択肢として挙がっていたのは、座面をコンパクトにできるグロウスピカ エリートと、身長差に左右されにくいことを狙ったTOKIO PRO(座面高440〜510mm)です。座面高の考え方は身長150cm台で足が床に届くオフィスチェアにまとめています。
メッシュチェアを予算で決めるときの3行
読み終えて残ったのは、次の3つでした。
1. 姿勢を変えながら働くなら、8万円台まで上げる意味がある——リクライニングの強度調整はそこから
2. 同じ姿勢でモニターに向かうだけなら、4万円台で足りている——実測の点数も価格順ではない
3. 前かがみの手元作業とあぐらは、価格ではなく座面で決まる——クッション座面を選べる機種か、座面がコンパクトな機種か
この記事が向かないのは、身長160cm未満の人と、書き物や絵の作業のように前かがみが中心の人です。今回の6脚は、どちらの条件でも「向かない」と言われている側に入っていました。前かがみが中心なら、座面をクッションにできる機種か、前傾に対応した椅子のほうへ進んだほうが早いです。
商品リンクはAmazon・楽天市場です。商品写真は楽天市場の出品画像で、写真を押すとその商品ページが開きます。価格を書いているボタンは2026年9月7日に確認した楽天市場の表示で、変わることがあります。当サイトはAmazonアソシエイト・楽天アフィリエイトに参加しており、リンク経由の購入で紹介料を得ることがあります。
→ 身長150cm台で足が床に届くオフィスチェアは?売れ筋6つを比較した
→ 背もたれはどこまで倒せる?24機種の公式値は26°と165°が混ざっていた
調査・編集:チェア図鑑編集部。しゃんは記事の案内役のキャラクターです(実在の人物ではありません)。
この記事の調べ方と、分からないこと
2026年9月7日に開いたページの一覧です。読み方と、集められなかったものは本文の「調べ方と、当サイトの立場」に書いています。動画の字幕は自動生成のため、直せなかった数値は記事に入れていません。引用は要約と短い一文までにとどめ、該当の場面へは時刻付きのリンクで送っています。
