安いオフィスチェアは何が違う?19機種の公式スペックを価格帯別に集計
オフィスチェア9社19機種の価格帯別スペックくらべ
- 保証年数は価格帯だけでは読めない。コクヨはミトラ2(約5.1万円)もing(約9.9万円)も同じ構造体10年、AKRacingはPINON・極坐V2・Premiumの3価格帯とも同じ5年保証。一方オカムラはCG-M(約4万円台)が構造体3年、シルフィー・コンテッサセコンダ(14万〜17万円)は8年と、同じメーカー内で価格帯によって変わる
- 耐荷重をkgで公表しているのは通販・ゲーミング系の会社で、価格帯を問わず一貫している。オカムラ・コクヨ・イトーキ・エルゴヒューマンは4万円台から17万円超まで、価格帯に関係なくkg表示そのものをしていない
- 同じサンワサプライ・ほぼ同じ3万円台でも、150-SNC121は耐荷重80kg、150-SNCM001は200kgと2.5倍差があった(2026年8月20日に公式ページで確認)。価格が同じでも、用途が違えば数字は揃わない
この記事で比べた商品
サンワダイレクト 150-SNCM031
2万円台で本体約17.5kg。耐荷重は非公表
¥19,380 楽天・2026年9月6日確認
- 価格帯としては今回の19機種で最安クラスの24,800円
- 本体と梱包の両方の重量を公式が出していて、届く箱の重さが注文前に分かる
- 耐荷重は、今回確認した公式ページの範囲では見つからなかった
Bauhutte G-530
4万円で耐荷重約100kg。ゲーミングチェアの中では軽いほう
¥40,000 楽天・2026年9月6日確認
- 耐荷重は約100kg、本体重量は19.7kgと、2つとも公式に数字が出ている
- AKRacingの4機種(25kg〜26.5kg)より5kg以上軽い
- 保証年数は、今回開いたページの範囲では見つからなかった
AKRacing 極坐V2
5万円弱で耐荷重150kg。保証はPINON・Premiumと同じ5年
¥48,239 楽天・2026年9月6日確認
- 耐荷重150kgと5年保証(一部部品対象外)は、4.5万円のPINONから6.2万円のPremiumまで、AKRacingの3価格帯で共通
- 本体重量26.5kg・梱包31.5kgと、こちらも公式に数字が出ている
- 今回の19機種で最も重い部類。玄関に届く箱は31.5kgになる
コクヨ ミトラ2 肘なし
約5.1万円で構造体10年保証。ingと同じ保証を、より安く
¥51,100 楽天・2026年9月6日確認
- 構造体の保証は10年の対象製品。約9.9万円のing可動肘と同じ年数を、約半額で得られる
- 本体重量は約10.6kgと、今回の19機種の中でも軽い部類
- 耐荷重はkgで公表されていない
ハーマンミラー アーロンチェア リマスタード Aサイズ
21万円台。保証12年でも耐荷重は「上限」ではなく「推奨」
¥268,400 楽天・2026年9月6日確認
- 保証は12年で、今回の19機種の中で最長(ガス圧シリンダーのみ2年)
- 体重最大135kgの方におすすめ、と公式が数字を出している数少ない機種
- 135kgは上限の宣言ではなく「おすすめ」の言い方で、超えた場合の扱いは書かれていない
「安いオフィスチェアは、やっぱり後悔するのでは」。値段で椅子を選ぶとき、たいてい頭をよぎる不安です。
この記事では、その不安を「感想」ではなく「メーカー公式スペックの数字」で確かめました。9社19機種を、1万円未満から10万円超まではっきり違う価格帯に分けて、保証年数・耐荷重・本体重量・肘掛けの調整幅・部品の供給経路を集計しています。すべてメーカー公式ページの記載で、レビューや使用感の話は含みません。
結論から言うと、「安いから壊れやすい」という単純な図式にはなりませんでした。保証年数や耐荷重は、価格帯よりもメーカーごとの方針で決まっている部分が大きく、同じメーカー・ほぼ同じ価格でも機種によって2.5倍の差が出ることもあります。安い椅子で後悔しないために見るべきは、「値段」そのものより「そのメーカーが何を公表しているか」でした。
しゃん「値段を上げれば安心が買える、というほど単純ではありませんでした」
3行でまとめ
- 保証年数は価格帯だけでは読めません。コクヨはミトラ2肘なし(約5.1万円)もing可動肘(約9.9万円)も構造体保証は同じ10年、AKRacingはPINON(約4.5万円)・極坐V2(約4.8万円)・Premium(約6.2万円)の3価格帯とも同じ5年保証でした。一方オカムラはCG-M(約4万円台)が構造体3年、シルフィー(約14万円)・コンテッサセコンダ(約17万円)は構造体8年と、同じメーカーの中で価格帯によって変わります
- 耐荷重をkgで公表しているかどうかも、価格帯とは別の話です。サンワサプライ・AKRacing・DXRacer・Bauhutte・ハーマンミラーは価格帯を問わずkgを出し、オカムラ・コクヨ・イトーキ・エルゴヒューマンは4万円台から17万円超まで、価格帯に関係なくkg表示そのものをしていません
- 同じサンワサプライの、ほぼ同じ3万円台の2機種でも、150-SNC121は耐荷重80kg、150-SNCM001は200kgと2.5倍の差がありました(2026年8月20日に公式ページで確認)。値段が近くても、用途が違えば数字は揃いません
あなたはどれ?
| あなたの状況 | 見るべき数字 |
|---|---|
| とにかく安く、壊れたら買い替えるつもりの人 | 保証の長さは価格帯と単純には対応しません。今回いちばん短いのは2万〜3万円台のサンワサプライ3機種の6ヶ月ですが、4万円台のAKRacingは5年です。値段より、どのメーカーかで決まります |
| 体格が大きめで、丈夫さを数字で確認したい人 | kgで耐荷重を出しているのはサンワサプライ・AKRacing・DXRacer・Bauhutte・ハーマンミラーだけです。同じ価格帯でも80kgと200kgの機種が混ざっています |
| 長く使うつもりで、保証を重視する人 | 構造体が8年・10年・12年に伸びるのは、多くが10万円前後を超える一部機種です。ただし伸びるのは構造体だけで、可動部は2年のままという表記が目立ちました |
| 修理・部品交換のしやすさで選びたい人 | 部品の購入経路を公式に持っているのはオカムラ・コクヨ・エルゴヒューマン・ハーマンミラーでした。価格帯が上がるほど経路が明示されやすい傾向はありますが、例外もあります |
19機種の価格帯別スペック集計
すべてメーカー公式ページの記載です。価格は実勢価格の目安で、税別・税込が混ざっている場合はそのまま書いています(内訳は記事末尾の出典表に記載)。この表の価格は2026年7月31日〜8月20日に確認した時点のもので、記事内の楽天ボタンは当日の楽天市場の表示価格を出しているため、同じ機種でも両者の金額が食い違うことがあります。「非公表」はメーカーが数字を出していないという意味で、「確認できず」は今回開いたページでは見つけられなかったという意味です。
1万円未満
今回、公式ページ・実勢価格・スペックの3つがそろって確認できた機種は見つかりませんでした。ニトリのOC001は座面高だけなら5,990円〜という表記が別記事にありますが、保証・耐荷重・重量まで公式ページで確認できていないため、この記事の集計からは外しています。
1〜3万円台
| 機種 | 実勢価格 | 保証(表面/機構/構造体) | 耐荷重 | 本体重量 |
|---|---|---|---|---|
| サンワダイレクト 150-SNCM031 | 24,800円 | 6ヵ月(区分なし) | 非公表 | 約17.5kg(梱包約19.5kg) |
| Bauhutte G-130 | 23,200円 | 確認できず | 約100kg | 14.7kg |
| オカムラ norm 肘なし | 28,900円 | 外観1年/機構2年/構造3年 | 非公表 | 確認できず |
| サンワサプライ 150-SNC121 | 31,800円(税抜) | 6ヶ月(区分なし) | 80kg | 23.5kg |
3〜6万円台
| 機種 | 実勢価格 | 保証(表面/機構/構造体) | 耐荷重 | 本体重量 |
|---|---|---|---|---|
| サンワサプライ 150-SNCM001 | 36,800円(税別) | 6ヶ月(区分なし) | 200kg | 約23kg |
| DXRacer DXZ V2 | 42,800円 | 確認できず | 約110kg | 確認できず |
| オカムラ CG-M | 41,140円 | 外観1年/機構2年/構造3年 | 非公表 | 確認できず |
| Bauhutte G-530 | 40,000円 | 確認できず | 約100kg | 19.7kg |
| AKRacing PINON | 45,211円 | 5年(一部部品対象外) | 150kg | 24kg(梱包26.5kg) |
| AKRacing 極坐V2 | 48,239円 | 5年(一部部品対象外) | 150kg | 26.5kg(梱包31.5kg) |
| コクヨ ミトラ2 肘なし | 51,100円 | 外観1年/機構2年/構造10年(対象品) | 非公表 | 約10.6kg |
6〜10万円台
| 機種 | 実勢価格 | 保証(表面/機構/構造体) | 耐荷重 | 本体重量 |
|---|---|---|---|---|
| AKRacing Premium | 62,240円 | 5年(一部部品対象外) | 150kg | 25kg |
| イトーキ サリダ YL9 | 65,263円 | 外装1年/機構2年/構造3年 | 非公表 | 確認できず |
| コクヨ ing 可動肘 | 98,651円 | 外観1年/機構2年/構造10年(対象品) | 非公表 | 約19.5kg |
10万円超
| 機種 | 実勢価格 | 保証(表面/機構/構造体) | 耐荷重 | 本体重量 |
|---|---|---|---|---|
| エルゴヒューマン PRO2 High | 123,580円 | 外観1年/構造部可動部2年/構造5年 | 非公表 | 22.6kg |
| オカムラ シルフィー | 141,240円 | 外観1年/機構2年/構造8年(対象品) | 非公表 | 確認できず |
| オカムラ コンテッサセコンダ | 165,660円 | 外装1年/機構2年/構造8年(対象品・2021年1月5日以降購入分) | 非公表 | 確認できず |
| ハーマンミラー アーロンチェア(B・Cサイズ) | 201,300円 | 12年(ガス圧シリンダーのみ2年) | 体重最大159kgの方におすすめ(上限の宣言ではない) | 非公表 |
| ハーマンミラー アーロンチェア リマスタード Aサイズ | 214,720円 | 12年(同上) | 体重最大135kgの方におすすめ | 非公表 |
保証年数は「価格帯」でなく「メーカーの方針」で決まる
上の表を縦に見ると、保証年数が価格帯にきれいに沿っているメーカーと、そうでないメーカーがはっきり分かれました。
コクヨは、約5.1万円のミトラ2肘なしも、約9.9万円のing可動肘も、構造体の保証は同じ「3年もしくは10年」の枠組みで、どちらも10年が付く対象製品です。詳しい保証の仕組みは保証年数を9社で調べた記事にまとめましたが、価格が倍近く違っても、保証年数という軸では差がありません。
AKRacingも同じ傾向でした。PINON(約4.5万円)・極坐V2(約4.8万円)・Premium(約6.2万円)と価格帯は3段階に分かれますが、保証は3機種とも「5年保証(一部部品は対象外)」でそろっています。
一方でオカムラは、価格帯によって保証が変わるメーカーでした。CG-M(4万円台)は構造体3年止まりですが、シルフィー(約14万円)・コンテッサセコンダ(約17万円)は構造体8年の対象製品に入っています。部品供給を調べた記事にも書いたとおり、オカムラの8年保証の対象はコンテッサセコンダ、シルフィーなど一部の型番に限られていて、普及機のCG-Mは含まれていません。
つまり、「保証が長いメーカーを選べば安心」ではなく、「同じメーカーの中でも、保証が伸びる機種と伸びない機種がある」というのが実態です。買う前に見るべきは会社名ではなく、その型番が対象製品リストに入っているかどうかでした。
くまじの調査でも指摘されていた「長いのは構造体だけ」という設計は、今回の19機種でも変わりません。日常でいちばん先に不調が出るのはリクライニングや昇降といった可動部で、そこは8年保証の機種でも2年のままでした。
耐荷重をkgで出すかどうかも、価格帯とは別の話
耐荷重の欄を見ると、もっとはっきりした分かれ方をしています。
kgで耐荷重を公表しているのは、サンワサプライ・AKRacing・DXRacer・Bauhutte・ハーマンミラーです。ハーマンミラーは20万円超、AKRacingは4万円台から6万円台、サンワサプライは3万円台からと、価格帯はバラバラですが、いずれも数字を出しています。
反対に、オカムラ・コクヨ・イトーキ・エルゴヒューマンは、今回集めた4万円台から17万円超までの機種すべてで、耐荷重をkgで公表していませんでした。耐荷重を23通り調べた記事で確認したとおり、これらのメーカーは日本オフィス家具協会(JOIFA)のガイドラインやBIFMAの認証取得を根拠として示す書き方をしていて、kgという数字そのものを出す設計になっていません。
つまり、体格が大きめで耐荷重が気になる人は、「高い椅子を選べば数字が分かる」わけではありません。10万円を超えるオカムラのシルフィーやコクヨのingでも、耐荷重のkg表示は見つかりませんでした。数字で確認したいなら、価格帯ではなく、通販ブランド・ゲーミングブランド・ハーマンミラーという顔ぶれの中から選ぶ必要があります。
同じ会社・ほぼ同じ価格でも、耐荷重は2.5倍違う実例
今回いちばん分かりやすかったのが、サンワサプライの2機種でした。2026年8月20日に公式ページを開いて確認しています。
| 150-SNC121 | 150-SNCM001 | |
|---|---|---|
| 価格 | 31,800円(税抜) | 36,800円(税別) |
| 保証 | 6ヶ月 | 6ヶ月 |
| 耐荷重 | 80kg | 200kg |
| 本体重量 | 23.5kg | 約23kg |
価格差は5,000円ほど、本体重量もほぼ同じです。それでも耐荷重は80kgと200kgで2.5倍違います。150-SNC121はオットマン付きの160度リクライニングチェア、150-SNCM001は「大柄の方OK」をうたう高耐荷重メッシュチェアという、用途の違う設計だからです。耐荷重の記事でも同じ組み合わせが指摘されていましたが、今回改めて公式ページを開いて数字を確かめても、同じ結果でした。
値段の近さだけで「同じくらいの椅子だろう」と判断すると、耐荷重の桁が変わることがあります。買う前に商品ページの仕様欄まで開く必要があるのは、価格帯にかかわらず同じでした。
本体重量は、価格帯よりも「肘」や「装備」で決まる
本体重量の欄も、価格帯とはあまり連動していませんでした。いちばん軽いコクヨ ミトラ2肘なし(約10.6kg)は約5.1万円、いちばん重いハーマンミラー アーロンチェアは非公表ですが20万円超という価格帯です。ただし価格帯の中でも重さはバラバラで、24,800円のサンワダイレクト150-SNCM031(約17.5kg)より、48,239円のAKRacing極坐V2(26.5kg)のほうが重い、という具合です。
本体重量を44通り調べた記事で分かったのは、重さを分けているのは価格ではなく肘の有無だということでした。コクヨ ミトラ2は、同じ背・同じ脚で肘なしが約10.6kg、可動肘にすると約12.7kgまで増えます。ゲーミングチェアやオットマン付きのモデルが軒並み20kgを超えるのも、部品点数が多いからで、値段が高いからではありません。
肘掛けの調整幅も、価格帯とDの数では読めない
肘掛けの調整方式には「2D」「3D」「4D」「5D」という表記が並びますが、29機種を調べた記事によると、Dの数と上下に動く量はほぼ関係がなく、どの方式でもだいたい10cm前後でした。
座面から肘までいちばん下げたときの高さで比べると、約17万円のコンテッサセコンダが17.0cmで最も低く、約4万円台のCG-Mでも18.1cmと、価格帯が3倍近く違っても大差はついていません。差がつくのは価格帯ではなく、そもそも「床からの肘高さ」と「座面高」の両方を公式ページに出しているかどうかでした。今回の19機種では、DXRacer DXZ V2が「上下可動域 約7cm」と数字は出していても座面基準の記載がなく、そのままでは他の機種と比べられません。
部品を買う経路は、価格帯が上がるほど見えやすい
ここは価格帯とある程度そろっていた項目です。部品供給を調べた記事によれば、公式に部品の購入経路を持っていたのはオカムラ・コクヨ・エルゴヒューマン・ハーマンミラーで、いずれも今回の集計では3万円台後半から20万円超の機種を持つメーカーでした。
- オカムラ:グループ会社が「オフィス家具のパーツお取り寄せ」を運営し、ネットショップから注文できる(対象はオカムラ製品のみ)
- コクヨ:キャスターは品番か写真から選べば自分で交換できるが、それ以外の部品は販売店経由
- エルゴヒューマン:アームパッド5,720円、キャスター7,150円(5個セット)と、公式ページに価格まで出ている
- ハーマンミラー:公式の修理パーツ販売サイトがあり、キャスターやアームパッドを買える。ただしサービスパーツの保証は本体の12年とは別に3年
一方、イトーキは品質保証のページは読めたものの、部品購入の窓口には今回もたどり着けませんでした。サンワサプライ・AKRacing・DXRacer・Bauhutteについては、今回の調査範囲では部品単体の販売経路を確認していません。「無い」と断定はできず、「見つけられなかった」という状態です。
ガス圧シリンダーについては、価格帯を問わずどのメーカーも部品としては売っていませんでした。昇降しなくなった場合は、部品を買うのではなく修理を頼む扱いです。
商品を1つずつ見る
サンワダイレクト 150-SNCM031|2万円台で本体約17.5kg。耐荷重は非公表
- 価格帯としては今回の19機種で最安クラスの24,800円
- 本体と梱包の両方の重量を公式が出していて、届く箱の重さが注文前に分かる
- 耐荷重は、今回確認した公式ページの範囲では見つからなかった
- 保証はご購入日から6ヵ月(区分なし)で、10万円超の機種にある「構造体だけ長い」という仕組みは無い
Bauhutte G-530|4万円で耐荷重約100kg。ゲーミングチェアの中では軽いほう
- 耐荷重は約100kg、本体重量は19.7kgと、2つとも公式に数字が出ている
- AKRacingの4機種(25kg〜26.5kg)より5kg以上軽い
- 保証年数は、今回開いたページの範囲では見つからなかった
- 耐荷重100kgは、同じ価格帯のAKRacing PINON(150kg)より低い
AKRacing 極坐V2|5万円弱で耐荷重150kg。保証はPINON・Premiumと同じ5年
- 耐荷重150kgと5年保証(一部部品対象外)は、4.5万円のPINONから6.2万円のPremiumまで、AKRacingの3価格帯で共通
- 本体重量26.5kg・梱包31.5kgと、こちらも公式に数字が出ている
- 今回の19機種で最も重い部類。玄関に届く箱は31.5kgになる
- 耐荷重150kgは、ガスシリンダー部品の等級に由来する数字で、椅子全体を測ったものではない([耐荷重の記事](/articles/chair-weight-capacity.html)より)
コクヨ ミトラ2 肘なし|約5.1万円で構造体10年保証。ingと同じ保証を、より安く
- 構造体の保証は10年の対象製品。約9.9万円のing可動肘と同じ年数を、約半額で得られる
- 本体重量は約10.6kgと、今回の19機種の中でも軽い部類
- 耐荷重はkgで公表されていない
- 肘が付かない型番。可動肘にすると約12.7kgまで重くなる([重量の記事](/articles/chair-body-weight.html)より)
ハーマンミラー アーロンチェア リマスタード Aサイズ|21万円台。保証12年でも耐荷重は「上限」ではなく「推奨」
- 保証は12年で、今回の19機種の中で最長(ガス圧シリンダーのみ2年)
- 体重最大135kgの方におすすめ、と公式が数字を出している数少ない機種
- 135kgは上限の宣言ではなく「おすすめ」の言い方で、超えた場合の扱いは書かれていない
- 本体重量は非公表。19機種の中で唯一、重さの比較ができない
この記事の調べ方
19機種のうち、保証年数・部品供給・耐荷重・本体重量・肘掛けの調整幅は、チェア図鑑がこれまでに公開した5本の記事(保証年数、部品供給、耐荷重、本体重量、肘掛け調整幅)で、メーカー公式ページから集めた数字を再集計しています。加えて、サンワサプライ150-SNC121・150-SNCM001、AKRacing PINON、Bauhutte G-130、DXRacer DXZ V2の5機種については、2026年8月20日にあらためて公式ページ(またはtekwind.co.jpの正規代理店ページ)を開き、数字を確認し直しました。
再確認の過程で、既存記事の記載を裏づけました。耐荷重の記事にある「サンワサプライ150-SNCM001の保証はご購入日より6ヶ月」という記載は、2026年8月20日に公式ページ(https://direct.sanwa.co.jp/ItemPage/150-SNCM001)の仕様欄をあらためて開いても同じで、「保証期間 ご購入日より6ヶ月」でした。同社は別途「1年保証について」という案内ページを持っていますが、今回の3機種はいずれも商品ページの仕様欄が6ヶ月(150-SNCM031は6ヵ月表記)となっていたため、この記事では仕様欄の数字を採用しています。
よくある質問
Q. 安いオフィスチェアは、やっぱり後悔しやすい?
今回の19機種を見た範囲では、「安い=壊れやすい」と単純には言えませんでした。保証年数は、コクヨのように約5.1万円のミトラ2肘なしも約9.9万円のing可動肘も同じ構造体10年、AKRacingのように4.5万円台から6.2万円台まで同じ5年保証というメーカーがあります。値段よりも、そのメーカー・その型番が何を公表しているかを見るほうが確かでした。
Q. 同じ価格帯なら、どの機種を選んでも耐荷重は同じくらい?
同じではありません。サンワサプライの150-SNC121(31,800円・耐荷重80kg)と150-SNCM001(36,800円・耐荷重200kg)は、価格差5,000円ほどで耐荷重は2.5倍違いました(2026年8月20日公式確認)。値段の近さだけで判断せず、商品ページの仕様欄を開いて確認する必要があります。
Q. 保証が長い椅子は、価格帯が上がるほど増える?
一部だけ増えます。今回の19機種では、保証が8年・10年・12年に伸びるのは、コクヨのミトラ2(約5.1万円)・ing(約9.9万円)、オカムラのシルフィー・コンテッサセコンダ(14万〜17万円)、ハーマンミラーのアーロンチェア(20万円台)でした。ただし伸びるのは構造体だけで、いちばん壊れやすい可動部の保証は多くの機種で2年のままです。
Q. 耐荷重の数字が知りたいなら、高い椅子を選べば安心?
そうとは限りません。10万円を超えるオカムラ シルフィーやコクヨ ing可動肘でも、耐荷重のkg表示は見つかりませんでした。kgで耐荷重を出しているのは、価格帯を問わずサンワサプライ・AKRacing・DXRacer・Bauhutte・ハーマンミラーの5社だけです。
Q. 部品を買いやすいのは、どの価格帯?
今回の集計では、公式に部品の購入経路を持っていたのはオカムラ・コクヨ・エルゴヒューマン・ハーマンミラーで、いずれも3万円台後半から20万円超の機種を持つメーカーでした。ただしイトーキは今回も部品購入の窓口を確認できず、サンワサプライ・AKRacing・DXRacer・Bauhutteは今回の調査範囲では確認していません。価格帯が上がるほど経路が見えやすい傾向はありますが、絶対の法則ではありません。
この記事が向かない人
座り心地やデザイン、色の好みで選びたい人には向きません。今回集めたのは公式ページに載っている保証・耐荷重・重量・調整幅の数字だけで、座った感想は含まれていません。
まとめ
安いオフィスチェアで後悔しないために見るべきは、値段そのものより「そのメーカー・その型番が何を公表しているか」でした。保証年数はメーカーの方針で決まる部分が大きく、同じメーカーでも型番によって差が出ます。耐荷重をkgで知りたいなら、価格帯ではなく通販・ゲーミング系かハーマンミラーから選ぶ必要があります。そして、同じ会社のほぼ同じ価格でも、耐荷重が2.5倍違う組み合わせが実在します。買う前に、値段の近さだけで安心せず、仕様欄の数字まで開いてください。
商品リンクはAmazon・楽天市場です。商品写真は楽天市場の出品画像で、写真を押すとその商品ページが開きます。ボタンの価格は2026年9月6日に確認した楽天市場の表示、本文中のサンワサプライ150-SNC121・150-SNCM001・AKRacing PINON・Bauhutte G-130・DXRacer DXZ V2の価格は2026年8月20日に各社公式ページで確認した表示です。いずれも変わることがあります。当サイトはAmazonアソシエイト・楽天アフィリエイトに参加しており、リンク経由の購入で紹介料を得ることがあります。
調査・編集:チェア図鑑編集部。しゃんは記事の案内役のキャラクターです(実在の人物ではありません)。
出典と仕様の根拠(メーカー公式・2026年8月20日時点)
この記事は、チェア図鑑が過去に公開した5本の記事の数字を価格帯別に再集計したものです。各数字の元記事と確認日は次のとおりです。
| 主な出典 |
|---|
| 保証年数を9社で調べた記事(2026年8月3日確認分を再集計) |
| 部品供給を7社で調べた記事(2026年8月3日確認分を再集計) |
| 耐荷重を6ブランド23通り調べた記事(2026年8月3日確認分を再集計) |
| 本体重量を8ブランド44通り調べた記事(2026年8月15日確認分を再集計) |
| 肘掛けの調整幅を29機種調べた記事(2026年8月5日確認分を再集計) |
| 座面の低い椅子を19種類調べた記事(2026年7月31日確認分・norm/CG-M/アーロンAの価格を参照) |
| 身長150cm台のゲーミングチェアを調べた記事(2026年8月1日確認分・G-130/DXZ V2/PINONの価格を参照) |
| サンワダイレクト 150-SNC121(2026年8月20日確認:保証期間ご購入日より6ヶ月・耐荷重80kg・重量23.5kg・価格31,800円税抜) |
| サンワダイレクト 150-SNCM001(2026年8月20日確認:保証期間ご購入日より6ヶ月・耐荷重200kg・重量約23kg・価格36,800円税別) |
| AKRacing PINON 正規代理店ページ(tekwind.co.jp)(2026年8月20日確認:保証5年・耐荷重150kg・本体重量24kg・梱包26.5kg) |
| Bauhutte G-130(2026年8月20日確認:耐荷重約100kg・本体重量14.7kg・オープン価格) |
| DXRacer DXZ V2(2026年8月20日確認:耐荷重約110kg・価格42,800円/税抜38,909円) |
